妻は当時23歳、俺と友人は共に27歳だった。
3人共、ある会社の資材部に勤めていたんだが、妻の真紀子は俺とすでに男女の関係をひそかに続けていた。
友人が真紀子に思いを寄せている事は以前から知っていたが、真紀子には内緒にしていた。
もちろん、俺自身も友人の真紀子に寄せる思いなど知らないそぶりで貫いていた。
友人に他支店への転勤話が浮上してきた頃、俺はちょっとした悪戯心から真紀子とセックスしたという話を友人にしてみた。
なんとも表現しかねる表情を浮かべつつも平静さを保とうとしていたのが、手に取るようにわかった。
セックス時の真紀子の表情や身体つきや性器の色形、性感帯などもつぶさに教えてやった。
「お前にだから言うけど・・・・」
これが真紀子との艶話をする際の始まりの言葉になった。
友人は真紀子になど興味もないというようなそぶりを見せつつも、やはり、セックスの話になると身を乗り出してくるのがわかる。
ひとしきり話した後は、また仕事に戻るのだが、そのときの恨めしそうな表情がなぜか妙に優越感を刺激する。
「お前の好きな女は俺が望むとき、いつでも好きにできるんだぞ!」
という屈折した優越感だ。
真紀子とセックスしているときも友人の顔が目に浮かび、この屈折した優越感に包まれ、笑みさえ浮かんでしまう。
「今頃アイツ、オナニーでもしているんだろうな。」
そう思った瞬間、友人をへこます妙案を思いついた。
翌週の休日、転勤が本決まりとなった友人を自宅マンションに呼び、ささやかなお別れパーティーを俺と友人の二人きりで行った。
酒が入るに連れ、やはり真紀子の話になる。
「このベットや部屋でもう何回もやりまくったよ。」
「風呂場でもフェラさせたよ。」
など。
およそ、しらふでは話せないような内容の話も聞かせてやった。
友人の卑屈そうな笑みが「S」心を刺激する。
「おまえ、俺の話で起っちまったろ?」
俺がそういうと友人は屈託なくうなずいた。
「じゃあ、餞別としてお前にいいものをやるよ。」
俺はそういいながら寝室に友人を連れて行った。
プラスチックの安い衣装ケースには、真紀子が俺の家に来た際の着替えが入っているが、その上段の引き出しを開けて、真紀子の下着を披露した。
「ブラ・パンティやパンスト、好きなのを1枚ずつだけど、持って行けよ。」
友人は必死の表情で下着のチョイスを始めた。
下半身はジーンズ越しでもわかるくらいに盛り上がっている。
5分もかかっただろうか、水色のブラとパンティ、ベージュのパンストを選んだ。
「興味ない女ので悪いけど、俺からの餞別だ、思う存分に使ってくれよ。」
友人はそれを袋の中に入れ、大事そうに抱えて帰った。
その後で、真紀子を呼び出してセックスした。
友人が今頃、真紀子のブラやパンティ、パンストでオナニーしているであろう事は十分に想像できた。
それを妄想しながら下着の持ち主とセックスすることに最高の興奮を感じた。
真紀子と俺はほどなく、結婚する事になった。
もちろん式には友人も呼んだ。
今でも友人は妻でオナニーしていると聞く。
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